ロッテの新人合同自主トレが11日、ZOZOマリンスタジアムでスタートし、ドラフト1位の西川史礁外野手(青学大)ら9選手がプロ生活の第1歩を踏み出した。
秋のリーグ戦の死球で右手人差し指を骨折した西川は、昨年12月の台湾遠征前に医師から投球の許可が出たばかりとあって、キャッチボールの前に1人離れてネットスローを行って状態を確認するなど慎重に始動したが、ティー打撃では力強いスイングを披露。「まずは雰囲気よくやり切ることができた。自分が思っていた以上にランにしてもバットをスイングするにしてもできたかなと思います」と充実感を漂わせた。
ベンチにはグリップエンドの形状が違うバット2本、グラブは大学時代から使用している外野用と内野用の2種類持ち込んだ。長打力が魅力の西川に、キャンプでは内野の練習もさせるプランを明かしている吉井監督は「センターラインのどこか守ってくれたら」と、改めて内野にも挑戦させることを示唆。この日、内野用グラブを使用した西川は「本当に与えられたところで、そこを全うするだけだと思うので、内野も外野もできるようにしっかりと準備していきたいなと思います」と“二刀流”にチャレンジしていく。
「まずは開幕レギュラー。1年間戦い抜ける体作りをこの自主トレ期間で追い求めて、最終的には新人を取るというのが1番最高な形だと思うので、そこをしっかりやっていけたらなと思います」と意気込んだ。