漫才コンビ「ハイヒール」のリンゴ(63)が11日、MCを務める読売テレビ「あさパラS」(土曜前9・25)に出演。一部週刊誌などで女性とのトラブルを報じられたタレントの中居正広(52)が、出演番組でシーンをカットされた編集内容に舌を巻いた。
驚いたのは7日放送の日本テレビ系「ザ!世界仰天ニュース」の特番。リンゴは「編集あがりを見てビックリしました。ほんまにおれへんみたいになんねんね」と、編集技術に感心。相方のモモコ(60)も「まったく最初からおらんみたいやったもんね」と相づちを打った。リンゴは「特番やからゲストにスポットが当たりやすいというのもあるけど、編集って凄い。この番組もちゃんと編集してもらお」とスタッフにお願いしたが、出演者から「生放送!」と突っ込まれた。
トラブルに関して中居自身が発表したコメントについてはSNSなどでも批判的な意見が目立つ。国際ジャーナリストのモーリー・ロバートソン氏は「発表した内容は、どっから言われても大丈夫なように万全の砦(とりで)のような文面になっていると思うんですよ。法的にはちゃんと詰めているんですが、世間に向けたときに血が通っていない感じになって、本人がまるで代理人の衝立(ついたて)の後ろに隠れているかのような印象が一般の人には起きてしまう」と分析した。そのため「逃げ隠れするな、という反発が法的に完璧であればあるほど起きてしまう」と持論を述べた。
リンゴはその解説内容もさることながら「モーリーさん、日本語凄いよね」と、米国人で初めて日本語で東大に入った同氏に日本語力を改めてリスペクト。「つまり、いかに日本語が難しいかということを熟知したモーリーさんだから言えることなんですよね」と語りかけると、モーリー氏は照れ笑いを浮かべながらも「傷口をふさぐと次は別の傷口が開くということがこういう発表にはありますので、何回もみんなで突き合わせて詰めていく。結果、法的に安全なものというのは感情や本人の顔が見えないということになってしまう」と語り、出演者全員が納得していた。