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井上尚弥 24日はWBO11位の韓国人選手と対戦へ 「前代未聞」グッドマン負傷再発で急きょ変更

スポニチアネックス 2025年1月11日 15時1分

 ボクシングの大橋ジムは11日、横浜市内のジムで会見を開き、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が24日に東京・有明アリーナで予定している防衛戦について、挑戦者をWBO世界同級11位の金藝俊=キム・イェジョン=(32=韓国)に変更して行うと発表した。

 挑戦者だったIBF、WBO同級1位のサム・グッドマン(26=オーストラリア)が11日の練習で左目上を再び負傷。同選手をプロモートするノーリミット・ボクシングは挑戦断念の声明を発表した。15日に来日予定だった。

 当初は昨年12月24日に予定されていた一戦は、グッドマンが母国での最終スパーリングで左目上をカットしたため、興行自体が1カ月延期となった。グッドマンは自身のSNSでケガを謝罪し、4針縫ったと明かした上で「傷が治ればできるだけ早く戦いたい」と意欲を示していた。

 オーストラリアのFOXスポーツによると、グッドマンは最初のケガのあとはスパーリングを控えていたが、11日の練習で左目上の傷が開いてしまったという。ノーリミット・ボクシングのマット・ローズ・プロモーターはグッドマンが「取り乱している」と明かし、24時間以内に整形手術を受けて約6カ月間は試合に出られないと説明した。

 挑戦者サイドのケガで興行を延期した上に、試合まで2週間を切っての対戦相手変更。あらかじめリザーバー(代役)を用意していた大橋ジムの大橋秀行会長は「前代未聞だよねえ。もう(グッドマンと)やりたくないよ」と苦笑いした。

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