第43回全国都道府県対抗女子駅伝が、12日に京都市・たけびしスタジアム京都発着で行われる。
11日に京都市内で監督会議と開会式が行われ、兵庫の一員として出場する田中希実(ニューバランス)は、初めてアンカーとして最長区間の9区(10キロ)を走ることが決まった。1月17日に阪神・淡路大震災から30年を迎えることも踏まえて、今大会への抱負を語った。
「私自身、出走できるのは今回が10回目。震災から30年というのも重なり、そこでアンカーという役回りが来たのも縁だと思う。逃げるのではなく、向き合いたい」
昨年は2区で区間賞を獲得し、19人抜きの快走で注目を集めた。今年9月には東京で開催される世界選手権が控える中、新年の走り初めで兵庫のアンカーを担う。「阪神・淡路大震災30年 1995・1・17」と刻まれたワッペンのついたユニホームを身にまとい、都大路を走る。