◇第103回全国高校サッカー選手権準決勝(2025年1月11日 国立競技場)
準決勝2試合が行われ、13日に国立競技場で行われる決勝戦のカードが前橋育英(群馬)と流通経大柏(千葉)に決定した。
前橋育英は東福岡を3―1で下し、優勝した2017年大会以来7大会ぶり4度目の決勝進出。前半11分に失点したものの、後半開始早々の3分にFW佐藤耕太のゴールで追いつくと、さらに同9分、FWオノノジュ慶吏が左サイドでのボールキープから味方へつなぎ、佐藤が左足でシュート。これが左ポストに当たってコースが変わり、そのままゴールへと吸い込まれた。そして同10分にはカウンターから最後は途中出場のMF白井誠也が追加点。県予選から無失点を継続していた東福岡からわずか10分間で3得点を奪った。
流通経大柏は初出場の東海大相模(神奈川)を下し、準優勝だった18年大会以来6大会ぶりの決勝進出を決めた。前半42分に10番・MF柚木創が落ち着いてPKを決めた。
決勝の関東勢対決はくしくも17年大会の前橋育英―流通経大柏以来7大会ぶりとなった。当時は前橋育英が1―0で勝利し、初優勝を飾った。
▼流通経大柏・榎本雅大監督 苦しい90分でした。東海大相模さんが鋭い出足でかなり苦労しました。(17年大会決勝)あの時は0―1で負けた。あの大会のリベンジを果たせたらと思います。