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藤井王将と永瀬九段 王将戦第1局対局場検分&「掛川こども王将戦」視察

スポニチアネックス 2025年1月11日 17時47分

 将棋の藤井聡太王将(22)=7冠=に永瀬拓矢九段(32)が挑戦するALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負の第1局が静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で12日から始まるのを前にした11日、対局場検分が行われた。

 さりげなくチェックの入ったダークグレーのスーツを着た藤井と、濃紺のスーツを着た永瀬が対局場を訪れた。この日の掛川は快晴で暖かさも感じる気候だったが、あすからは冷え込む見込み。対局場の温度なども確認しながら、藤井がペットボトルの水1本、お茶2本を要望。永瀬はinゼリー(ブドウ糖)5本、ポットのホットコーヒー、カシミヤの箱ティッシュを注文していた。

 検分の前には「掛川こども王将戦」を視察した両対局者。温かい拍手に迎えられ、参加した55人の子供たちの対局を観戦した。藤井は「皆さんが一生懸命考えて指しているのを見れてうれしい。大会は他の参加者の方と交流して将棋の面白さを再発見する場所。楽しく続けてもらえたら」とあいさつ。永瀬も「前回掛川に来た時はコロナ禍で大会がなく、このように対面で将棋を指す機会は増えてうれしいです」と子供たちに呼び掛けた。

 タイトル戦で過去3度戦ってきた藤井と永瀬だが、2日制で相まみえるのは初めて。ともに切磋琢磨(せっさたくま)し合う練習相手として知られる両者が、今回盤上でどのような“生き様”を見せるのか。注目のシリーズが、あす開幕する。

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