楽天の新人合同自主トレ第1クール第2日が11日、仙台市泉区の2軍施設室内練習場で行われた。ドラフト5位の吉納翼外野手(22=早大)は同1位・宗山塁内野手(21=明大)とキャッチボールやティー打撃でコンビを組んだ。
「20年に1人の逸材」として宗山の注目度は日増しに高まるが、東京六大学リーグで覇を競ったライバルとして、そのまま黙っているつもりはない。
入団時の順位が違う現実を直視しつつ「変にムカッと変な気持ちになるのではなく、それを糧に頑張る」。一呼吸置くと「プロの世界は全員がゼロ(からのスタート)なので、同期のみんなに負けず、何年か後には球団を引っ張れる選手になれればいい」と力を込めた。
10日の新人研修会で講師を務めた早大の先輩・鳥谷敬氏が40歳になっても現役を死守したことに「自分も40歳で本塁打王を獲れるような選手になりたい」と刺激を受けていた。