俳優の松重豊(61)が11日放送のTOKYO FM「川島明 そもそもの話」(土曜後5・00)にゲスト出演。長年「孤独のグルメ」に主演しながらもスリムな体形を維持している理由を語った。
松重が監督・脚本を兼ねた主演映画「劇映画 孤独のグルメ」(10日公開)の主題歌「空腹と俺」を担当するザ・クロマニヨンズのボーカル・甲本ヒロトは若い頃のアルバイト仲間。松重が大学生の時に下北沢のラーメン店で知り合い、2人で映画を撮ろうとしたが資金不足で未完成に。その後も縁は続いたという。
ヒロトは1987年、バンド「THE BLUE HEARTS」でメジャーデビューしカリスマ的な人気となった。松重は「何者でもなかったのが何者かにどんどんなっていくヒロトを見て、人間的にも尊敬してる相棒だったので、彼が脚光を浴びていくのは本当にうれしかった」と当時の思いを振り返る。
そして「いつまでもステージで裸のガリガリの腹見せてるから、彼があのままのロッカーの、あの気持ちのままでいるっていうのは…僕としてもいくら『孤独のグルメ』やってても、“あの番組やってから体形変わったよね”と言われないようにしたいなと。いつまでたってもヒロトと一緒にステージで腹出せるようにしたかったんです」とヒロトの存在が刺激になっていることを告白。
ラーメン店で働いた当時を振り返り「あの頃腹空かせてバイトしてまかないが楽しみでやってた頃って、楽しいから映画撮ってたし楽しいから音楽やってた」と松重。「彼がやってること言ってることは変わらないしあれがロックだと思ってるので。僕もどこか仕事を選ぶ時にこれはロックかなみたいなことは判断基準であるんです」と話していた。