歌舞伎俳優・片岡仁左衛門(80)、坂東玉三郎(74)の“孝玉コンビ”が19年ぶりに大阪で共演する「片岡仁左衛門 坂東玉三郎 初春特別公演」が11日、松竹座で開幕した。
2人の大阪での顔合わせは2006年1月以来で、昨年4月に東京・歌舞伎座で上演され大入りだった「於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)」に「神田祭」の2本立て。「於染…」のユーモラスな幕切れには客席から笑いが起き、粋な鳶頭(とびがしら)役の仁左衛門、つややかな芸者役の玉三郎が登場する「神田祭」では「ご両人!」の大向こうも掛かかる正月らしい舞台となった。公演は26日まで。