広島・新井監督が、大野練習場で新人合同自主トレを視察した。ドラフト1位の佐々木(青学大)ら8選手に「寒いのでオーバーペースに注意し、一日一日を大切に」と訓示。キャッチボールや内野ノックなどを見守り「いい表情をしている」と目を細めた。
春季キャンプの振り分けにも言及し「大学生は全員1軍に連れて行く」と明言。ただ左肩脱臼から回復途上の佐々木については「状態を見ながら」と話すにとどめ、トレーナーの意見を踏まえて23日のスタッフ会議で判断する意向を示した。
「変化」というワードを掲げ、世代交代を図りつつ逆襲を期す今季。「若い選手には昨年以上にチャンスがある」とし「佐々木、佐藤柳、岡本、渡辺の1~4位に関しては、1年目から勝負するつもりでいてほしい」とハッパをかけた。
≪ドラ1佐々木春季Cへ「気持ち高ぶる」≫
広島・佐々木は、新井監督が見守る前でゴロ捕球やランニングなどに汗を流し「身が引き締まる。2月(キャンプイン)に向けて気持ちが高ぶってくる」と表情を引き締めた。回復途上の左肩は「入寮前にフリー打撃をした時は8、9割の力で振って痛みはなかった」と説明。投球によっては「左肩に負担のあるスイングになる」と打ち明け「そういう球を打った時に、普段と同じスイングで打球が飛べば問題ないかなと思う」と話した。