エンタメ関係の法律問題に詳しい河西邦剛弁護士が12日放送のTBS「サンデージャポン」(日曜前9・54)にVTR出演。タレント・中居正広(52)の女性とのトラブル報道について言及した。
中居は今月9日に公式サイトで「お詫び」と題して声明を公表。「トラブルがあったことは事実」と認め、「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません」と一部報道を否定。「なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動においても支障なく続けられることになりました」と記した。
河西弁護士は「示談の成立と芸能活動を支障なく続けられるかは、別次元の話。芸能活動を支障なく続けられるというのは、中居さん側だけの状態に過ぎない」とコメント。
「芸能活動を続けるためにはテレビ側のオファーが必要になってくる。中居さん側の状態、意思として芸能活動を続けていきたいってところは読み取れたけど、それに対して世の中であったり視聴者であったり、テレビ側の考えが変わっていくような書面、発表にはなっていなかったかなという印象を受けてますね」と話した。
「芸能活動再開について、女性側と話をすることは一般的にないと思います。中居さんは現在、板挟み状態。守秘義務条項があって、具体的な内容は話せないとしている一方で、今回の報道内容については一部事実と異なることがあるとおっしゃってる。この口外禁止守秘義務条項というのは、あくまでも週刊誌報道が出ない状態を前提に合意した内容になってきますが、現在は週刊誌報道が幅広くなされていて(状況が)変わっていると思います」とも。
その上で「中居さんサイドから相手方の弁護士に対して再度調整・交渉していって。間違っている報道内容については明確に否定できるようなことを調整していく。これが中居さんサイドができることかなと思います」と述べた。