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【高校バレー】共栄学園が19年ぶり3度目の優勝 大友愛さん長女、秋本美空がチームをけん引

スポニチアネックス 2025年1月12日 12時34分

 ◇バレーボール 全日本高校選手権 最終日 共栄学園 3―0 下北沢成徳(2025年1月12日 東京体育館)

 「東京対決」となった女子の決勝が行われ、ノーシードから勝ち上がった共栄学園が3―0のストレートで第1代表の下北沢成徳を下し、05年度大会以来となる19大会ぶり3度目の優勝を飾った。

 12年ロンドン五輪銅メダリストの大友愛さんの長女、秋本美空(みく、3年)がチームをけん引した。エースで主将。序盤に3連続得点で流れを引き寄せ、25―11で第1セットを奪う。第2セットは接戦となるも、15―16のビハインドから4連続得点でリードを作って25―21で制した。勝負の第3セットでも要所で高さと機動力を生かしたスパイクを決め、25―22でのストレート勝ちに導いた。

 日本代表でミドルブロッカーだった愛さんを母に持つ18歳。ポジションこそアウトサイドヒッターで異なるが、長身に加えて手足の長さも母譲り。最高到達点301センチの高さのあるアタックだけでなく、愛さんの代名詞でもあったブロードを披露する器用さも持ち合わせる。1年時の23年には16歳で日本代表登録メンバーに選ばれ、真鍋政義代表監督(61)に「バランスの取れた、将来有望で日本を背負える選手」と言わしめた逸材だ。

 決勝の相手の下北沢成徳は昨年11月の東京都予選で敗れた相手だった。「絶対に優勝して、良い結果で終わりたい」と語っていた秋本。有言実行。3年間の集大成を最高の結果で飾った。

 ◇秋本 美空(あきもと・みく)2006年(平18)8月18日生まれ、神奈川出身の18歳。母・愛さんの影響で小2で競技を始め、東京・共栄学園中を経て共栄学園高3年。U18、19、20と各年代で日本代表に選ばれ、23年には16歳で日本代表登録メンバーに選ばれた。ポジションはアウトサイドヒッター(オポジット)で最高到達点は301センチ。1メートル84、68キロ。

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