第103回全国高校サッカー選手権は13日に東京・国立競技場で決勝が行われ、前橋育英(群馬)と流通経大柏(千葉)が対戦する。
7大会ぶり2度目の優勝を狙う前橋育英は12日、都内のグラウンドで最終調整。前日の準決勝に出場したメンバーは、約1時間のリカバリーメニューで決戦に備えた。
今大会4得点のエースFWオノノジュ慶吏(3年)は「疲れは大丈夫」と言い切り、「選手権で優勝したいと思って入学した。まだ成し遂げていないんですけど、思い描いていた夢を実現できる舞台に立てることは凄くうれしい」と気持ちを高ぶらせた。
7年前の決勝の再戦となる流通経大柏との顔合わせ。今年度は1勝1敗と五分の成績で、山田耕介監督は「ある程度の力は分かっている。最高のチャレンジャーとして頑張っていきたい」と表情を引き締める。
オノノジュ、FW佐藤耕太(3年)ら大会中にアクシデントがあったメンバーは復調。伝統のパスワークは健在だ。名将は「ハイプレスをかいくぐっていければ」と真っ向勝負を宣言した。