◇全豪オープンテニス 第1日(2025年1月12日 メルボルン)
女子シングルス1回戦にストレート勝ちした昨夏のパリ五輪銀メダリスト、ドナ・ベキッチ(28=クロアチア)が、山火事で大きな被害を受けた米ロサンゼルスと現地在住のコーチに激励と支援を表明するメッセージを送った。
昨年のウィンブルドン選手権4強で世界ランキング19位のベキッチは、同66位のディアヌ・パリ(22=フランス)を6-4、6-4で下し、2年ぶりに全豪オープンの初戦を突破。試合直後、コートサイドのテレビカメラに青色のペンでハートマークを描き、「LA」と記した。
ベキッチは元世界ランキング3位で四大大会のダブルスで優勝21回のパム・シュライバー・コーチ(62=米国)と、オフシーズンのトレーニングをロサンゼルスで実施したばかり。シュライバーさんは今もロスの自宅におり、毎日連絡を取り合っているという。
「私は2週間前、そこにいました。今起きていることが信じられません」と話したベキッチは「彼女(シュライバーさん)は非常につらい状況です。今のところ家は大丈夫ですが、多くの人が全てを失ってひどい状況になっています」と訴えた。