◇大相撲初場所初日(2025年1月12日 東京・両国国技館)
大相撲初場所は12日、東京・両国国技館で初日の取組が行われた。九州場所で優勝を果たし、横綱昇進を目指す大関・琴桜(27=佐渡ケ嶽部屋)は東前頭筆頭・隆の勝(30=常盤山部屋)と対戦。土俵際で粘る隆の勝を慎重に寄り切り、初日白星を挙げた。一方、3場所ぶりに復帰した横綱・照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)は若隆景に敗れ、初戦黒星を喫した。
先場所は優勝こそ逃したが13勝を挙げ、成績次第で横綱昇進の可能性がある大関・豊昇龍は西前頭筆頭・霧島と激突。過去10勝9敗と互角の霧島を落ち着いて寄り切りで下した。
もう1人の大関・大の里は大銀杏(おおいちょう)姿で臨んだ初日だったが、東前頭2枚目・翔猿に引き落とされ黒星を喫した。
注目の結びの一番では、3場所ぶり復帰の照ノ富士が登場。場内は「おかえりなさい」と温かい歓声で包まれたが、休場明けの場所で小結・若隆景(30=荒汐部屋)に肩透かしで下されまさかの黒星発進となった。