東大卒の元ロッテ投手で、現桜美林大教授の小林至氏(56)が自身のYouTube「小林至のマネーボール」を更新。日本のプロ野球がなかなかモノを決められない理由を説明した。
タイブレーク制、ピッチクロック、セ・リーグのDH制…。
検討はされてきたがなかなか導入するかどうかが決まらない。
今季から日本野球機構(NPB)でも2軍でタイブレーク制が導入される。
小林氏は「(大リーグやアマ野球など)みんながやってるから重い腰を挙げた感じ」と前向きな導入ではないことを指摘した。
NPBは「同床異夢の寄り合い所帯」と表現されるという。12球団の思惑があり、なかなかモノが決まらない。
その原因を小林氏は「調整する人がいない」と指摘した。
MLBではコミッショナーが調整役で「朝から晩まで30球団と電話している」と明かした。
一方で、日本にもコミッショナーはいるが調整役ではなく権威の象徴。
今回、2軍で導入が決まったタイブレーク制も高校野球の無死一、二塁か、MLBの無死二塁か、まだ決めかねているようだと説明した。