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【SVリーグ】サントリーがホーム初の観衆7000人超え 広島に快勝し、5連勝 3位で後半戦へ

スポニチアネックス 2025年1月12日 18時14分

 ◇バレーボール男子SVリーグ第12節第2戦 サントリーサンバーズ大阪3―0広島サンダーズ(2025年1月12日 Asueアリーナ大阪)

 サントリーは7163人の観衆を前に広島Tに3―0のストレート勝ちして5連勝。前日の11日にホーム最多入場者を記録したが、初めての7000人超えで一日で記録を塗り替えた。シーズン半分の22試合を終えて16勝6敗で3位につけた。

 試合は第1セットこそ25―16と差をつけたが、第2セットは28―26。第3セットも25―23と接戦になった。13得点の高橋藍(23)は「勝てたことが大きい。4連勝、5連勝ときて後半戦に入れる。第2、第3セット中盤でもったいないミスがあったが、最後の1点を取り切れる力があるのは分かった」と自信を深める試合になった。

 広島Tとの第1戦に続いて攻撃陣はバランスよく加点した。16得点のデアルマス・アライン(23)がトップで、ドミトリー・ムセルスキー(36)は試合途中に左ヒザを治療したこともあって15得点。センターからのクイックを7本、ブロックを1本決めた小野寺太志(28)がプレイヤー・オブ・ザ・マッチ(POM)に選出された。

 第3セットは広島Tに8―13と5点差をつけられたが、判定を巡る3分間の中断の直後にセッター大宅真樹(29)が意表を突くツーアタックを決めて流れを引き戻し、最終的に25―23で試合を終わらせた。大宅は「雰囲気を変えたかった。あの後、会場の雰囲気が上がったのは感じました」としてやったりの表情。シーズンの半分を終えて3位につけているが「順位は大切だけど、リーグ戦は長いんでチームの底力を上げていく期間だと思っているんです。最後、ファイナルで勝つために」と大宅。自身のツーアタックよりも小野寺との速攻が修正できて得点を重ねたことの方が嬉しそうだった。

 この日は春高バレー決勝戦が行われていた。試合終了直後、ミックスゾーンで高橋藍は「どっちが勝ちました?」と報道陣に尋ねたが男子はまだ試合が終わっていなかった。高橋藍は東山高で優勝経験がある。「僕は幸いなことに勝って終われた。青春というか…いいことしか覚えがないです」と振り返る。「たまたま東福岡の試合を見ることができて。みんな楽しんでプレーしているのが印象的で、見ていて面白い試合でした。高校生のレベルは年々上がっていますね」と感心した様子。「僕は春高勝ってから大学(日体大)で日本代表に選ばれて、五輪やイタリアでプレーして一気に階段を駆け上がってきた」と自身に続く日本代表を背負う逸材の登場を期待していた。

 

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