DeNA・牧秀悟内野手(26)が12日、鹿児島県鹿屋市内で自主トレを公開した。毎年、公私で慕う大和の故郷で師事してきたが昨季限りで退団したため、今回から先頭に立ち、阪神・井上、西武・古賀らに助言を送り、昼休憩には報道陣に弁当を振る舞った。
「ホームランを例年以上に打ちたい。30本打てればいい」と目標を語った。午前中に守備練習をし、午後は約2時間みっちりバットを振り込んだ。「もう一度自分の打撃を見つめ直すのと、守備向上がテーマ」と語った。
昨年までと同様に骸骨の骨格標本を使いスポーツトレーナーから体の構造や骨の動き方を学び、木刀を使って骨盤の動かし方を意識。グローブを手にはめてパンチとミドルキックも繰り出すキックボクシングもした。
今年はさらに、「十手(じって)」似た形の琉球古武術の武器「釵(さい)」も使用。野球以外の動作で新たな体の使い方を学び、「普段野球で使わない筋肉も使う。凄くいい練習ができている」と汗を拭った。