◇ヤクルト
ヤクルトの育成ドラフト3位・下川隼佑投手(24=オイシックス)が12日、埼玉・戸田グラウンドでの新人合同自主トレで「新人一番乗り」でブルペン入りした。
捕手を立たせて約30球。「傾斜は久しぶり。まずまずです」と満足げに振り返った。
昨季はイースタン・リーグで奪三振王に輝いたサブマリン。中学までは野手で、湘南工大付に進学する際に「試合に出ようと思って」と自らの意思で投手に転向した。さらに「ワンポイントとかでも出られる。変則の方がいい」と下手投げを選択したという。
映像では元ロッテの渡辺俊介、元楽天の牧田和久らサブマリンのフォームを参考にしたという。通算284勝の山田久志は「凄い。躍動感がある」という存在だ。
この日は現役時代に同じ下手投げで、宮本賢治ファームコーディネーターが初ブルペンを見守った。
宮本コーディネーターは「自分や高津(監督)がプロに入ってきた時より真っすぐはいいんじゃないか」と絶賛。支配下登録へ向け「早い時期にチャンスがあるはず」と期待した。