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阪神・井上 DeNA牧と“珍トレ”琉球古武術の「釵(さい)」使い長打力アップだ!師匠超え24発目標

スポニチアネックス 2025年1月13日 5時16分

 阪神の井上が、牧流“珍トレ”で新打法会得につなげる。鹿児島県鹿屋市で昨年に続き参加したDeNA・牧らとの合同自主トレを公開。琉球古武術の武器「釵(さい)」を使ったトレーニングを初披露した。

 「まだやり始めて3日なので。でも、遊び感覚でうまくやれていると思う」

 長さは約50センチ、重さは680グラム、価格は1万2000円の武具。剣先を自身に向けた状態から、手首を返して剣先を前方へ向けることを繰り返した。合同自主トレに同行するトレーナーの浜川彰吾氏が効果を説明する。「体幹から力を伝えないと、釵は動かない。これができれば、釵がバットに変わっても体幹の力をボールに伝えられるようになる」。また、同氏は「釵術トレ」に加え、2年連続で行った「キックボクシングトレ」でも井上の動きに目を細めた。

 「(釵の使い方は)初日から彼だけスムーズにできていた。器用。(キックも)力の伝え方が良くなった」

 体に動きを染みこませた状態で午後からは約2時間も打撃練習。今季はノーステップ打法を封印し、足を上げて打つ。「釵術トレ」で得た体幹パワーに加え、足の反動も使って強い打球を打つことが狙い。牧からは下半身の使い方などを直接指導された。

 「2桁本塁打を打つなら、足を上げないと打てない。打ちたいです。今年は進化できるようにしたい」

 今年8月で24歳となる虎の大砲候補。同じ年齢の22年に24本塁打を記録した牧からは「自分よりも長打力はある。打てますよ」とエールを送られた。師匠超えの野望を抱き、勝負の6年目に挑む。  (松本 航亮)

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