◇FA杯3回戦 マンチェスターU 1-1(PK5-3) アーセナル(2025年1月12日 ロンドン)
FA杯3回戦注目の対決はマンチェスターUがPK戦でアーセナルを下し、4回戦へ勝ち上がった。
プレミアリーグ13位のマンUは1-0で迎えた後半16分、DFダロトが2枚目のイエローで退場。直後に同2位のアーセナルに追いつかれ、同24分にはPKを与えた。だが、正GKオナナに代わり先発した控えGKのトルコ代表バユンドゥルが、MFウーデゴールのPKをストップ。バユンドゥルは後半アディショナルタイムのピンチでも好セーブを披露し、1-1のまま突入したPK戦でもアーセナル2人目のFWハバーツを止め、文句なしに勝利の立役者となった。
バユンドゥルは前回先発した昨年12月のリーグ杯では、自身のミスもあってトットナム相手に4失点。名誉挽回に「普段、試合に出ていないからというのは関係ない。マンチェスター・ユナイテッドの選手なら毎分毎秒、常に準備を整えていなければならない」と胸を張った。アモリン監督も「サッカー選手にはいい時も悪い時もある。1週間で変わるときもある。今日、彼は我々のヒーローだった」と称えた。
4回戦でマンUはレスターと対戦する。
一方、敗退となったアーセナルは前半40分にFWガブリエル・ジェズスが膝を負傷し、担架で運ばれて交代。アルテタ監督は「(22年に手術した右膝とは)反対側だと思う。痛がっていたので凄く心配だ。状況はよくない」と話した。