「『SHOGUN 将軍』ゴールデングローブ賞4冠受賞記念 緊急会見」が13日、都内で行われ、助演男優賞を受賞した俳優の浅野忠信(51)が”凱旋”を果たした。
5日(日本時間6日)に行われた「第82回ゴールデングローブ賞」授賞式で、同作はテレビドラマ部門の作品賞を受賞。さらに真田広之が日本人初の主演男優賞を、アンナ・サワイが主演女優賞、浅野が日本人初の助演男優賞を獲得。4冠の歴史的快挙を達成した。
凱旋会見に浅野はゴールデングローブ賞のトロフィーを持って登壇し、開口一番「うれしいです」と笑顔。「本当に今までにないぐらい喜びました」と授賞式を振り返った。続けてウォルト・ディズニー・ジャパン代表取締役社長キャロル・チョイ氏からは花束を贈呈された。
浅野は同授賞式でのスピーチが国内外で話題に。「I'm an actor from Japan, and my name is Tadanobu Asano.」と自己紹介し、満面の笑みで「This is a very big present for me」と喜びを伝えていた。
スピーチの内容は事前に考えていたというが「名前呼ばれた瞬間、全部真っ白になって…」と浅野。「即興でその場でしゃべるしかないと思って」と“名スピーチ”を振り返った。
昨年9月には、米テレビ界のアカデミー賞と言われる最高の栄誉「第76回エミー賞」ではドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の主要部門を独占した。真田は日本人として初めて主演男優賞を受賞。同月8日に発表された技術・制作部門を合わせ史上最多の18冠という歴史的快挙を達成した。
▽SHOGUN 将軍 「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。有力大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士、按針の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞の戸田鞠子(サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。2月に配信が開始されると、6日間で900万回視聴された。ディズニー傘下のFXが製作した本作は、ディズニープラスで全話独占配信中。