「『SHOGUN 将軍』ゴールデングローブ賞4冠受賞記念 緊急会見」が13日、都内で行われ、助演男優賞を受賞した俳優の浅野忠信(51)が登壇。主演男優賞を受賞した俳優の真田広之(64)から祝福のメッセージが寄せられた。
5日(日本時間6日)に行われた「第82回ゴールデングローブ賞」授賞式で、同作はテレビドラマ部門の作品賞を受賞。さらに真田が日本人初の主演男優賞を、アンナ・サワイが主演女優賞、浅野忠信が日本人初の助演男優賞を獲得。4冠の歴史的快挙を達成した。
真田からはメッセージが寄せられた。「10代の貴方との初共演から、何度も現場を共にして来た共演者として、本当に嬉しく感無量です」と浅野を祝福。続けて「『SHOGUN 将軍』では素晴らしい、貴方にしか出来ない “藪重” をありがとう。緻密な計算とリアルな瞬発力で、作品に深みと普遍性を与えてくれました」と称賛し、次回の共演も心待ちにしていると伝えた。
これに浅野は「いやあ、真田さんからこの言葉を頂けるのは大きい」と感激。2人は映画「眠らない街 新宿鮫」で初共演。10代の自身の意見も「真田さんは耳を傾けてくれて」とし、アクションなども教えてもらったという。その後共演を重ね、本作で「なんとかやってやろう」という気持ちになったと改めて感謝した。
昨年9月には、米テレビ界のアカデミー賞と言われる最高の栄誉「第76回エミー賞」ではドラマシリーズ部門の作品賞、監督賞、主演男優賞、主演女優賞の主要部門を独占した。真田は日本人として初めて主演男優賞を受賞。同月8日に発表された技術・制作部門を合わせ史上最多の18冠という歴史的快挙を達成した。
▽SHOGUN 将軍 「関ケ原の戦い」前夜が舞台の歴史スペクタクルドラマ。米ディズニー傘下のFX制作。有力大名に追い詰められて窮地に立つ、徳川家康がモデルの武将吉井虎永(真田)が、生き残りを懸けて策略を巡らせる。伊豆に漂着し、虎永の家臣になる英国人航海士、按針の視点を通じて武家社会の風習が描かれるほか、通詞の戸田鞠子(サワイ)らが絡む複雑な人間ドラマが繰り広げられる。2月に配信が開始されると、6日間で900万回視聴された。日本ではディズニープラスで全話独占配信中。