楽天のドラフト6位・陽柏翔内野手（ヨウ・ボウシャン、19＝BC茨城）が13日、仙台市泉区の2軍施設で新人合同自主トレに参加。10日後の23日にハタチとなる遊撃手は「守備で負けないように頑張りたい」と“宗山超え”を誓った。
5球団1位競合の末、楽天入りした宗山塁（21＝明大）は「20年に1人」と称される逸材。連日熱視線を浴びるアマNo.1遊撃手のグラブさばきを陽柏翔も凝視しつつ「最高の手本」から学ぶどん欲さがうかがえる。
新人合同自主トレを終えた夜間練習でも、熱心さは変わらない。守備につく宗山の後ろについて、ゴロ捕球時の足さばきやスローイングを毎日観察してきた。「ずっと練習して、後ろで見ながら、どうやってうまくなったか聞いています」。
陽柏翔の積極的な姿勢に、宗山も応えた。あす14日は待望のオフ。ルーキーには一時の休息となるが、“鉄は熱いうちに打て”の言葉は忘れない。「宗山さんに“今夜（13日）も練習やる”と聞かれたんで、やります」と即答したという。
23日は20歳の誕生日。母国・台湾に成人式のイベントはないが「自分も行きたいけど、今は練習が大事。早く1軍に入りたい」と目を輝かせた。