キャスター辛坊治郎氏（68）が13日、ニッポン放送「辛坊治郎ズーム そこまで言うか！」（月～木曜後3・30）に生出演し、「紀州のドン・ファン」をめぐる裁判の法廷内での様子が無断撮影され、動画がSNS上に投稿された問題について私見を語った。
「紀州のドン・ファン」と呼ばれた和歌山県田辺市の資産家男性・野崎幸助さん（当時77）を殺害した罪に問われた元妻須藤早貴被告が、別の男性から約2980万円をだまし取ったとする詐欺事件の判決公判の法廷内とみられる動画が拡散した。被告は映っていなかった。
法廷内の撮影について、辛坊氏は「規則を破るのはいけないというのが一般的な見方だと思いますが」と前置きしつつ、「日本の裁判って、法的根拠はあいまいなんだけど、本来は公開法廷でやれというのが大原則なのに、写真撮影も認められないとか、イラストレーターがイラストを描くというわけの分からないことの方が、視点という意味では問題視すべきだと思います」と疑問を呈した。
須藤被告は殺人罪に問われた一審の判決では無罪で、検察は控訴している。