大相撲初場所は13日、東京・両国国技館で2日目の取組が行われた。3場所ぶりに復帰した横綱・照ノ富士(33=伊勢ケ浜部屋)が今場所初白星を手にした。
3番所ぶりに初日から出場した横綱・照ノ富士。前日、結びの一番で小結・若隆景に肩透かしで引っ張り込まれ、まさかの初日黒星を喫した。この日は結びで東前頭筆頭・隆の勝に立ち合いから圧力をかけ土俵際まで一気に追い詰めた。しかし、隆の勝の粘りに押し返される場面もあり場内は騒然としたが、最後は体を押しつけ気迫の寄り切り。復帰後初、昨年の名古屋場所以来となる白星を挙げた。3日目は過去12戦全勝の霧島と対戦する。
綱獲りを目指す大関・豊昇龍は東前頭2枚目・翔猿と激突。スピード感あふれる相撲で翔猿に何もさせず。完勝で連勝を決めた。
先場所優勝し、同じく横綱昇進に挑む大関・琴桜は東小結・阿炎に突き出しで敗れ1勝1敗。もう1人の大関・大の里は大関経験者の西前頭筆頭・霧島を押し出しで下し初白星を挙げた。
豊昇龍のほか、大栄翔、王鵬、千代翔馬、一山本、玉鷲、尊富士、金峰山、伯桜鵬が連勝となった。