社会人野球のミキハウスが13日、三重県伊賀市内の同社グラウンドで始動し、今年から入社した前巨人の高橋優貴投手(27)と菊田拡和内野手(23)が合流した。
両選手は練習開始前の円陣で挨拶し、高橋は「チームとしては全国8強が目標ですが、個人としては絶対に日本一になると思って取り組んでいきましょう。よろしくお願いします!」と声を張った。
高橋は巨人時代の同僚である桜井俊貴を“イジる”余裕を見せ、菊田は持ち前の明るさで早くもチームに溶け込んだ。
常総学院(茨城)時代に高校通算58本塁打を数えて「常総のバレンティン」と呼ばれた菊田は、入社決定後初の報道対応。「先輩方に負けられないと思って声を出そうとしたけど、練習がきつくて…」と苦笑いを浮かべた。
入社1年目の昨年に都市対抗、日本選手権と2大大会出場に導いた元巨人の桜井は「僕のときは誰も知っている人がいなくて、どうしたらいいか分からなかったけど、(2人は)僕がいることで少しは緊張せずに入れたのかなと思います」と安心した様子を見せた。
同社は昨年に都市対抗、日本選手権と二大大会に出場。陣田匡人監督は「去年に桜井が結果を出したことで、今回来てくれた2人は重圧もあると思うけど、普段通りの力を出してくれれば、しっかり結果はついてくるかなと思います」と背中を押した。