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【王将戦第1局】永瀬拓矢九段「誤算は特になかったんですけど…」 藤井聡太王将に逆転負け

スポニチアネックス 2025年1月13日 19時20分

 将棋のALSOK杯第74期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)7番勝負第1局が12、13日の両日、静岡県掛川市の「掛川城二の丸茶室」で指され、挑戦者の永瀬拓矢九段(32)が藤井聡太王将(22)=7冠=に112手で敗れた。通算成績は永瀬の0勝1敗。

 先手永瀬、後手藤井の対局は相掛かりの戦型へ。1日目は永瀬が27手目に▲1五歩と深い研究に裏打ちされた一手を放ち、徐々に藤井陣を乱した。

 ペースをつかんで迎えた2日目だったが、71手目に受け身の手となる▲7四馬を着手。6五の桂取りを狙った一手だが、藤井の攻めを誘発し逆転を許した。

 対局後、永瀬は「誤算は特になかったんですけど…。中盤がとても難しい将棋だった」と話した。「選択権はこちらにある状態が長く続いたかもしれないなと思ったんですけど、指しやすさに結び付けられるまでメドは立っていなかった」と振り返った。巻き返しの第2局へ「精一杯、準備をして頑張りたい」と前を見据えた。

 第2局は1月25、26日、京都市の「伏見稲荷大社」で行われる。

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