陸上のU20オリンピック育成競技者研修合宿が13日、都内で報道陣に公開され、男子800メートル日本記録保持者の落合晃(滋賀学園高3年)が取材に応じた。
日本記録でもある自己ベストは1分44秒80で、世界選手権(9月・国立競技場)参加標準記録である1分44秒50切りが第一目標。「東京で世界陸上が行われるので、出場するだけでなく結果を求めたい」と力強く語り「(1分)43秒台でも勝負する上で足りないくらい。段階を踏んで43秒台を目指したい」と大きな目標を掲げた。
今春から名門・駒大への進学が決まっている。大八木弘明総監督からオファーを受け「世界で勝負したいと思った時、大八木さんの元で世界を目標にされている選手がいっぱい」と理由を語った。
大学4年間の集大成として目指すのは28年ロサンゼルス五輪。「パリ五輪に出場できなかったので、大学4年でのロサンゼルス五輪は目標にしたい。出場だけでなくメダルを獲れるような選手になりたい」と意気込む。
駒大が復路で青学大を猛追した箱根駅伝を見て、大きな刺激を受けた。「駅伝も好き。短めの駅伝だったら狙えるチャンスはある」としながらも「箱根の20キロは長い距離。僕は駅伝がトラックに全くつながらない、という考えではない。狙えるなら箱根も、と思っているが、今のところは状況を見ながら」と自身の距離適性などを進学後に見極めていくつもりだ。