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日本ハムの松本遼が支配下目指し大海塾入門 大谷後輩が勝負の5年目「凄くいい勉強になった」

スポニチアネックス 2025年1月14日 8時41分

 「大海塾」に入門だ。日本ハムの育成右腕・松本遼大投手(22)が13日、エスコンフィールドで伊藤大海投手との合同自主トレを開始した。高卒5年目を迎える1メートル88の大型右腕は、念願の支配下登録に向けて20年ドラフトの同期入団で昨季投手2冠の伊藤に初めて弟子入り。レベルアップを図り、春季キャンプから猛アピールしていくつもりだ。

 松本遼は、昨季最多勝&最高勝率のタイトルを獲得した伊藤から直球やスライダーの握りを指南されるなど、マンツーマン指導を受けた。全ては支配下登録を勝ち取り、エスコンのマウンドに立つためだ。

 「“指を数センチずらすだけで(球の回転)軸が変わるよ”という話をした。トレーニングとかも学ぶことがあるので、初日は凄くいい勉強になった」

 選手寮のある千葉・鎌ケ谷から12日に北海道入り。エスコンの行き帰りや日々の食事まで伊藤とともにし、2週間程度の合同自主トレを予定。この日の行きの車内でも熱い野球談議を交わし「改めて目標とかを大海さんに話したりして、より確認できた。常に一緒にいさせてもらうので、常に勉強する姿勢を持ってみようかなと思う」と充実感をにじませる。

 昨季は6月に右肩痛を発症し、ファームでは11試合のみの登板に終わったが、防御率2・45と一定の数字は残した。現在は右肩の状態も万全で、昨季は148キロほどだった平均球速も「150キロに乗せたい」と青写真を描く。2月4日には春季キャンプ初実戦となる若手主体の紅白戦も予定。最速153キロ右腕は「こっちである程度仕上げて、キャンプ初日から投げられるようにしたい」と自然と気合も入る。

 球団OBのドジャース・大谷と同じ花巻東(岩手)出身。年末年始には同校に里帰りし、グラウンドを利用して練習も実施。大谷の恩師・佐々木洋監督からも「頑張れ」と激励を受けた。「(支配下は)早いほどいい。とにかく自分をアピールできれば」と松本遼。“大海門下生”として多くの学びを得ていく。(田中 健人)

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