歌舞伎俳優の市川團十郎白猿(47)が14日放送のテレビ朝日「徹子の部屋」(月~金曜後1・00)にゲスト出演。長男の歌舞伎俳優・市川新之助(11)について語った。
團十郎と新之助は、昨年10月に約2年にわたり全国で行われてきた「十三代目市川團十郎白猿襲名披露 八代目市川新之助初舞台」の千秋楽を迎えた。
團十郎は新之助について「彼も2年間共に闘ってくれた同志なんで。そういう意味では風邪も引かず、病気にもならず、ケガもせず、いじけることもなく、すねることもなく、わんぱく言うこともなく、従順にやってくれたことは本当にありがたいと。私わんぱくだったんで。不安だったんですけれども」と振り返った。
司会の黒柳徹子から「息子さんは9歳から11歳の間ずっとやってらした。俳優としても成長した」と振られると、團十郎は「本来ですと2020年の襲名披露興行だったので、なかなか挑戦するものも限られてたんですけど、コロナで2年間延びたということで、年齢が9歳から始められたということは、大変彼にとって良かったなと」と語った。
新之助の9歳、11歳時の写真が披露されると、黒柳は「随分ちょっとの間に大きくなりましたね」と感想、團十郎は「少年の顔になって来たっていうか」と目を細めた。7歳で初舞台を踏んだ自身と比較し「上出来ですね。彼の方がね。私はもう何をやってるかもよく分かんなかったので」と明言した。
自身は「この世界の中で生きることに疑問があったタイプだった。今どきですよね、どちらかと言えば、私の思考の方が」としたものの、「彼はそれを飲み込むというタイプで。大人だと思いますね」「よく分かってます」と笑顔で話した。