芸能事務所「アミューズ」が14日、公式サイトを更新。俳優の吉沢亮(30)の泥酔トラブルに対して吉沢本人と事務所としてのコメントを発表した。
吉沢を巡っては、住居侵入の疑いで警視庁から任意で事情聴取されたことが明らかになっていた。吉沢は「人を喜ばせることとはまさに真逆の事態を招いてしまったことについて、自分の未熟さを痛感しております」と深い反省を表明した。「今回の事態を起こしてしまった理由として、慢心があったのではとのご指摘もいただきました。二度とこのようなことがないよう、いただきました多くのご指摘をしっかりと受けとめ、自分を深く見つめ直してまいります」ともつづった。
トラブルが起きたのは昨年12月30日午前10時半ごろ。東京都港区にある自宅マンションの隣室に無断で侵入した疑いがもたれ、警察の任意の調べを受け「前夜から飲んで、記憶が飛んでしまった。トイレをしたくて勝手に入ったのだと思う」などと話した。被害者に謝罪し、マンションからは既に退去している。
既にCMキャラクターを務めていたアサヒビールが契約を中途解約すると発表。泥酔して起こした事案であることから、同社はスポニチ本紙の取材に「アルコール飲料会社として事実を容認できるものではございません。契約についても中途解約いたします」と同社は回答。 9日には花王「ピュオーラ」もCM動画をサイト上から削除。 大河主演俳優が起こしたトラブルの影響は大きかった。
吉沢はこの日のコメントで「作品の主演などを務め、広告を担当するという責任ある立場にもかかわらず、このような事態を起こし、数えきれない方々へご迷惑をおかけしてしまったことは、お詫びしてもしきれるものではございません」と記した。
アミューズはこの日「吉沢亮が昨年末に起こした、自宅マンション隣室への無断侵入に関して、ご迷惑をおかけした隣室の方との間で、このたび示談が成立し、ご宥恕(ゆうじょ)いただいたことを報告させていただきます」と報告。「隣室の方には、甚大なご迷惑をおかけしたことを、あらためて心よりお詫び申し上げます」と謝罪した。
「今回の事態を招いたことを、吉沢本人も深く反省しております」とし、「日頃よりお世話になっている関係者の皆様、応援し続けてくださっているファンの皆様の信頼を取り戻すために、まずは目の前のことにひとつひとつ真摯に取り組むことにより、これまで以上に俳優として成長する姿を皆様に見ていただけるよう、当社はこれからも吉沢亮を支え続けて参ります」と記した。
続けて「今後の活動に関しては関係各所と協議の上、順次、対応させていただく所存です」とした。
「なお、本件についての報道を受け、ネット上などで“隣人が入ってきたくらいで110番通報はしない”などといったご意見も散見されますが、隣室の方は、侵入したのが隣に住んでいる人物であることをご存じではありませんでした。また、どのような状況であれ、自宅に他人が勝手に侵入してきた際に110番通報をすることは至極当然のことであり、すべての責任は吉沢にあることをあらためてご理解いただくとともに、隣室の方について落ち度があるかのような批判等はおやめくださいますよう、お願い申し上げます」と呼びかけた。
「また、住人の方のご迷惑となりますので、現地やその周辺での取材活動も行わないよう、あらためてお願い申し上げます」とした。
「関係者の皆様、ファンの皆様には多大なご心配とご迷惑をおかけしてしまい、誠に申し訳ございませんでした」と締めた。
▽吉沢亮コメント全文
この度は私が起こしたあまりにも身勝手で非常識な行為により、多大なご迷惑をお掛けしましたことを、心よりお詫び申し上げます。
作品の主演などを務め、広告を担当するという責任ある立場にもかかわらず、このような事態を起こし、数えきれない方々へご迷惑をおかけしてしまったことは、お詫びしてもしきれるものではございません。
何よりも、世の中にエンターテインメントを届けることを生業としている私が、人を喜ばせることとはまさに真逆の事態を招いてしまったことについて、自分の未熟さを痛感しております。
今回の事態を起こしてしまった理由として、慢心があったのではとのご指摘もいただきました。二度とこのようなことがないよう、いただきました多くのご指摘をしっかりと受けとめ、自分を深く見つめ直してまいります。
寛大にも私のことをお許しくださった隣室の方、そして関係者やファンの皆様を裏切ることが決してないよう、自分を正し、人として成熟するよう精進してまいります。
この度は誠に申し訳ございませんでした。