巨人前監督の原辰徳氏(66)が14日、客員教授を務める千葉県勝浦市の国際武道大で通算20度目となる特別講義を実施した。楽天を退団し、巨人に新加入した田中将大投手にエールを送った。「人生というのは起点とか分岐がある。どういう風に生かしていくかというのが重要なこと」と日米通算197勝右腕にエールを送った。
自身が指揮して世界一に輝いた09年WBCでは当時20歳の田中将を代表に選出。「マウンドで変わる素晴らしい野球人」という印象だった。巨人では13年の日本シリーズでも対戦し、21年に8年ぶりに日本球界復帰した際にも歓迎し、対戦を心待ちにしていた。
「本来ならばヤンキース、楽天で終わりたかったかもしれないが、ある意味、これが起点となって、いいマー君が出るというのを願うばかり」と期待していた。