タレントの磯野貴理子(60)が12日に放送されたフジテレビ「はやく起きた朝は…」(日曜前6・30)に出演。自身が目指している憧れのファッションリーダーを実名で明かした。
1994年4月開始の前身番組から磯野、森尾由美(58)、松居直美(57)の3人で続いている長寿番組。昨年4月に30周年を迎え、現在は31年目に突入している。
そのなかで磯野が、51歳の視聴者から届いた「よく聞く話ですが、50歳を過ぎるとそれまで着ていた服が似合わなくなるということ。私もやっぱりそうです。お気に入りのブランドがあったのですが、どうも最近おかしく感じ、無難な地味な服を選ぶようになりました。でも、それだと楽しくなくて。皆様、洋服をどのように選んでますか?」というハガキを読んだ。
そして、磯野は「私もある時からなんか似合わない、なんか変だなって思う時ありましたね」と共感。「今はもうあんまり気にしてないけど」と続けた。
この日、真っ赤な衣装を着ていた磯野だが、私服は青や緑系が多くてピンクはないそう。紫色でまとめていた森尾はピンクのイメージが強いものの、私服は黒やグレーばかりだという。
森尾はピンクが好きなものの「似合うと思ってなかったりする。好きなのと、着こなしができるかなっていう不安なところの葛藤はちょっとある」とか。
そして、ベージュはまだいいが、もう少し茶色に近づいてくると途端に「ホント似合わない」と感じるという磯野。ここで「角野栄子さんってご存じ?」と「魔女の宅急便」の原作者として知られる児童文学作家の名前を出し、2人がうなずくと「アタシ、角野栄子さんみたいになりたいの」と宣言した。
松居が「可愛い!」と一言挟んだあとで、「あの方みたいになりたいの。あの方いつもカラフルな服着て。メガネもキレイ」と憧れを語った磯野。「やっぱりなんかちょっと原色とか入れたい」(磯野)「華やかにちょっとしたいね」(森尾)「いいよね!難しいかもしれないけど」(松居)と盛り上がり、最後に磯野は「年を取れば取るほど色付きを着ていきたいなと思ってるんです」と目を輝かせていた。
今年元日に90歳の誕生日を迎えた角野栄子さん。NHKで不定期放送されている「カラフルな魔女~角野栄子の物語が生まれる暮らし~」でも色とりどりの原色をふんだんに使ったワンピースやカラフルなメガネを颯爽と着こなしており、背筋もピーン。中高年女性のファッションリーダーとなっている。