元世界2階級王者で、現在はフェザー級を戦場にする亀田和毅(33=TMK)がYouTube「TMK BOX TV」で、世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)の防衛戦に対する素朴な疑問をぶつけた。
IBF&WBO同級1位サム・グッドマン(26=オーストラリア)が2度の負傷によりキャンセル。井上の相手はWBO同級11位のキム・イェジョン(32=韓国)に急きょ変更になった。
亀田和は「ルールが分からんけど、WBOしか(世界ランク)入ってないのに4団体が(統一戦)認めたってこと?」と素朴な疑問をぶつけた。
グッドマンは4団体すべて世界ランクに入っていたが、キムの場合、万が一にも井上に勝てばWBO以外はノーランカーからいきなり王者になる。
もっとも亀田和は「まあ(防衛戦を)やるレベルやないわな」と、その万が一さえ起こりえないと指摘。さらに「一ファンとして井上チャンピオンはもったいない」と続けた。
キムはもちろん、前回のドヘニー、そしてグッドマンでさえ「レベル差めちゃくちゃある」と指摘。次戦の相手と予想されているアラン・ダビ・ピカソ(24=メキシコ)についても「地元のメキシコでさえ(井上と対戦したら)“ケガする”“病院送りにされる”と言われてる」と格下扱いされていると明かした。
もはやスーパーバンタム級で見合った相手を探すのは難しい。
亀田和は自身がフェザー級に戦場を移していることもあり、「本当にスーパーバンタムにいる意味あるのかなと思う」と、井上が階級を上げてくることを希望した。