大御所漫才コンビ、オール阪神・巨人が映画「花まんま」（４月２５日全国公開、前田哲監督）に２人そろって出演することになり14日、カンテレ「newsランナー」（月～金曜後４・45）で出演作をPRした。
大阪の下町を舞台に、早くに両親を亡くした2人のきょうだいの不思議な体験を描くストーリー。鈴木亮平（41）と有村架純（31）が主演を務め、阪神（67）はきょうだいの父親と幼なじみでお好み焼き屋の主人役。巨人（73）は鈴木演じる兄が働く工場の社長役。いずれもダブル主演の2人を支える重要な役どころを演じている。
端役で出演した経験はあったが、本格的な映画出演は結成50年を迎えるコンビにとって初めて。巨人は「映画ってね、久々で忘れてましたけど、こんなすごい時間かけて、みなさん一生懸命やってね。漫才師で良かったなと思いました」とユーモアたっぷりの感想。阪神も「妥協を許さない、完璧にオッケーになるまでやり続けるのがすごいなと思いましたね」と、映画独特の現場の雰囲気に圧倒されていた。
巨人は映画という総合芸術に惚れ込んだようで「次生まれ変わってくるときは漫才師はしないと思います。俳優にはなりたいな、と思ってます」とまじめな顔をすると、周囲のスタッフが思わず吹き出していた。