昨年12月に自宅の浴室で不慮の事故で亡くなった歌手で女優の中山美穂さん(享年54)。14日には生前に収録していたテレビ朝日「家政夫のミタゾノ」第7シーズン(火曜後9・00)にゲスト出演した姿にネットが「ミポリン出てる!」「泣ける」「まだ信じられない」など早すぎた死を改めて悼む声が続出した。スポニチアネックスのインタビューに中山さんは昨年、スポニチアネックスのインタビューに、トレードマークでもあった黒のロングヘアに込めていた思いを明かしていた。
中山さんはトップアイドルとしてヒット曲を連発した一方で女優としても活躍。1985年にTBS「毎度おさわがせします」で女優デビューし、一躍脚光を浴びて以降、演技もできるアイドルの先駆者として時代を切り開いた。87年のTBS「ママはアイドル」、89年の「君の瞳に恋してる!」などのフジテレビ「月9」、95年公開の映画「Love Letter」、98年のフジテレビ「眠れる森」などさまざまなヒット作で幅広い役柄を演じてきた。
中山さんは「演じるということ」について昨年、スポニチアネックスのインタビューに強い覚悟を持っていることを明かしていた。
トレードマークだった黒いロングヘア。それは女優業に対する強い思いだった。
今回の「家政夫のミタゾノ」では明るいブラウンヘアに“変身”していた中山さん。「いつもどんな役柄が来てもすぐに応えられるように、フラットに対応できる黒髪のロングヘアを保っているんです」笑顔で女優業と黒髪について明かしていた。今年迎えるはずだったデビュー40年についても「多くの皆さんも同じ時期に同じぐらいの周年を迎える。そんな方々と同じように長く働けていられることが本当にうれしいし、感謝しています」と話していた。
中山さんについては多くのドラマ関係者が「もっと多くの作品を見たかった」と突然の別れを悔しがっている。