決意の9キロ減だ。阪神・西純が、甲子園球場で西勇との合同自主トレをスタートさせた。今季で6年目の右腕は、減量によるパフォーマンス向上を図っていることを明かした。
「普通に体が動いてなかったし球も全然いかなかったので。23年が92とか93で球速も一番、出ていた」。最大103キロあった体重は現在94キロ。5勝を挙げて日本一に貢献した23年シーズンの軽量ボディーに戻すつもりだ。
絞られた肉体がモノを言ったのか、例年、自主トレ初日には西勇から“お小言”をちょうだいしてきたが、今年は何も言われなかった。「“締まったな”と思ったみたいですけど、何も言ってこなかったんですよ。心の中で“言ってくれよ”と思っていました」と笑って胸を張った。
遠い親戚関係にあたる右腕との過酷な自主トレについては「野球の動きに近くて心拍数を上げるようなトレーニング。バリきつい。朝7時から始めて、ずっと動きっぱなし」と苦笑い。その上で「今年こそ1軍に定着したい。危機感はある」と言葉に力をこめた。