ソフトバンクの前田純投手(24)が14日、2年連続で参加しているOB和田毅氏の自主トレで、背番号21継承への思いを口にし自らを奮い立たせた。
「受け継ぎたいですね。ホークスの左投手といえば“前田純”と思われるようになれたら」。将来の夢に近づくために今季の飛躍を期している。「目標としては2桁勝利を挙げたい。そこを常に心の中に置きつつ、まずは先発ローテーションに定着できるようにしたいです」と腕ぶした。
和田氏からは体幹を使って投げる重要性を教わっている。「去年より“なぜこのトレーニングをしているのか”という意味が分かってきた。力ではなく体幹の部分で投げることで、1年間投げ抜くことを大事にしたい」
昨年7月に支配下に昇格し、9月29日の日本ハム戦で初登板初勝利をマーク。ポストシーズンの秘密兵器として、日本シリーズの大舞台も経験した。とはいえ先発枠を争うライバルは多く、1軍通算1試合登板と実績面で劣る前田純はアピールをして奪い取らないといけない立場だ。
「今年から一気に活躍するという気持ちなので」。期待の左腕がキャンプから勝負をかけ、開幕ローテーション入りからのシーズン完走を目指していく。