巨人・阿部監督が、東京都稲城市の新ファーム施設「ジャイアンツタウンスタジアム」での新人合同自主トレ初日を視察。3月1日開業の新球場での練習実施は初めてだった。
東京ドームと同じ中堅122メートル、両翼100メートルの人工芝の新球場。初訪問だった指揮官は練習前に「素晴らしい環境。でもここでレギュラーを張るのではなく、東京ドームでプレーすることを目標に頑張ってください」と訓示した。整った施設だからこそ「素晴らしすぎて、居心地が良くなっちゃうんじゃないかと。ここで下手くそになったら自分らのせいだ、と(新人に)言った」と話した。
ノックなどで軽快な動きを見せたドラフト1位の石塚(花咲徳栄)は、キャンプ2軍スタートの方針だが「一日でも早く1軍でプレーしたい」と誓った。(青森 正宣)
≪マー&ライデルらキャンプはS班≫阿部監督が春季キャンプについて「今年はS班を一応、つくる」と明かした。ベテランなどが調整するグループで、投手は楽天から移籍した田中将、中日から加入したマルティネスら外国人。野手は長野、坂本、丸、岡本、新加入のキャベッジ、ヘルナンデス。また、ドラフト2位の内野手・浦田(九産大)と、3位の内野手・荒巻(上武大)は1軍スタートの方針となった。