◇ドイツ1部 第17節 キール 4-2 ドルトムント(2025年1月14日 ドイツ・キール)
キールの元日本代表FW町野修斗(25)がホームでのドルトムント戦で2試合ぶり今季7点目となる先制ゴールを決め、4-2の“金星”に貢献した。
両軍無得点の前半27分、敵陣で相手スローインを奪ったMFベルンハルトソンがドリブルで持ち上がり、中央へパス。フリーで走り込んでいた町野はペナルティーエリアのライン上から右足ダイレクトで高い弾道のシュートを放ち、豪快にゴール左上へ叩き込んだ。新年初得点に雄叫びを上げた町野は、胸の前で両手を組み人差し指を立てる“忍者ポーズ”を披露。後半31分で交代したが、代表復帰へアピールした。
降格圏17位に沈んでいるキールは先制点で勢いづき、前半だけで3得点。3-2と追い上げられた後半41分にMFホルトビーが一発退場となったものの、アディショナルタイムに追加点を挙げて昨季欧州CL準優勝のドルトムントを撃破した。
チームは昨年12月21日のアウクスブルク戦で連敗を5で止め、ここ3試合で2勝目を挙げて残留へ貴重な勝ち点3を獲得。町野をアシストし、前半アディショナルタイムには自らゴールも決めたベルンハルトソンはクラブ公式サイトで「今日はチャンスを有効に使えた。スタジアム全体が後押ししてくれた。この試合は間違いなく自信になる」と手応えを口にした。