韓国キウムからポスティングシステムを利用して3年総額1250万ドル(約19億6500万円)でドジャースに加入した金慧成(キム・ヘソン)内野手(25)が、同僚となる大谷翔平投手(30)に言及した。15日、韓国メディア「スポーツ朝鮮」が報じた。
キム・ヘソンは前日14日夜に韓国から渡米。その際、韓国メディアの取材に応じた。大谷と同じ代理人事務所「CAA」と契約しており、ド軍と契約合意に至った際には同事務所側が「大谷がアメリカでキム・ヘソンに会い、多くのアドバイスをしてくれた。だから安定感を感じた」と大谷の存在がドジャース加入を後押ししたと説明していた。
改めてメディアから大谷について問われたキム・ヘソンは「大きなアドバイスはなかった」とした上で「同じ代理人事務所だから同じ施設で練習することになった。その過程であいさつをして応援の言葉をいくつかもらった」と笑顔で説明した。
さらに「(大谷が)韓国語であいさつしてくださって」と明かし「それで僕も頑張って日本語を勉強して会話しました」と互いに相手の母国語で会話したと告白。「韓国語を使ってくださったので、僕も合わせようと思って一生懸命、勉強しました」と大谷の気遣いに感謝した。
具体的なあいさつとして、大谷が「アンニョンハセヨ。ヘソンさん」と話しかけてきたとも明かした。
昨季、世界一に輝いた名門ドジャースに加入。正二塁手だったラックスがレッズへトレードとなり、ポジション獲得のチャンスは高まったが「ドジャースではないチームに行ったからといって競争がないわけではない。挑戦する立場なので私の魅力を上手にアピールしなければならない」と覚悟を口にした。