お笑い芸人・おばたのお兄さん(36)が、15日までにYouTubeチャンネルを更新。妻でフジテレビアナウンサーの山崎夕貴(37)と愛息との外出について、電車の優先席について記したブログが“炎上”したことを受け思いを述べた。
おばたは9日に、家族で電車を利用し外出したときの出来事をブログにつづった。おばたが大きな荷物を両手に持ち、妻が息子を抱っこした状態で車内に乗り込むと、席は満席。「優先席に行けば抱っこしている妻を見た誰かしら有識者が席を譲って座らせてくれるだろう」と期待して優先席に向かったが、座っていたおじさん6人は誰も譲ってくれなかったという。
この時の心情をつづったブログにはさまざまな意見が寄せられ、“炎上”状態に。この日の動画では、「『優先席ブログ』の炎上についてお話しします」と題して炎上に対する私見を述べた。
おばたは冒頭で「優先席付近は、普通の感覚で言えば“優先席に座っているという意識を持って座られている方なんじゃないか”という、そこに甘えてた意識はあった。もしかしたら譲ってくれるんじゃないかと思っていた」と自身の思いを明かした上で、誰もが知らんぷりをしたことについて「優しい世界じゃねえなと思ったの」と吐露。「優先席じゃない席でも、目の前におばあちゃんが来たら譲るじゃん?足が悪そうな人だったら譲るじゃん?ヘルプマークつけてたら譲るじゃん?俺はそれが普通の感覚だと思ってるから、それをブログに書いた」と説明した。
ネットニュースとして取り上げられることも想定していたというが、記事の反響は大きく、辛らつなコメントも寄せられるように。「お前が息子を抱っこしろよ」という意見や「おじさんって書いたこと」への指摘、さらに「見えない疾患を抱えた人もいるかも」という意見や「タクシーに乗ればいい」などという意見にも触れ、おばたは「何度も言うけど俺は、優しい世の中であってほしい。それだけだから。論点そこかな?と思うわけ」と、自身が伝えたかった思いを明かした。
だが、自身に直接寄せられるコメントは共感の声が多いと明かし「ここでやんやんやんやん言ってくる人たちは、おそらく優先席に座ってた時に、譲らない方とかも多いんだろうな…って思った。だってさ、普段から同じように“優しい世の中であって欲しい”って思っていたら、何も書かないわけじゃん…」と推測。「自分が言われているようで腹を立ててしまったのかな」と分析した。
昨年仕事のため家族で滞在した英・ロンドンでは、妊婦や子連れに誰もが優しく接していたと言い、「東京だと、優しくない場面に出くわすことが多い」と指摘。だが東京でも、若者の方が譲ってくれるケースが多いといい、“おじさん”たちへ向けて「やさオジの方がよくない?」と呼びかけた。
また、妊娠中の女性からは「申し訳なくて妊婦マークを隠すようにしている」という意見も上がったと言い「そう思わせてしまう都会が歪みすぎているよね」とため息。優先されるべき人が優先されない状況について、「優先であって、専用ではない」という反論もあったというが「何度も言うけど、絶対座りたいわけではない。優しい空間であってほしい。何が何でも座らせろ!というのではなくて、優しい世界であってほしい。それだけなんですよ」と念を押し「何度も言うよ、優しい気持ちを持ってほしい」と願いを込めた。