米ネットサイト「トゥルーブルーLA」のエリック・ステファン記者が14日までに、ドジャースが25年度にチーム史上最高の年俸総額とぜいたく税を払うのはほぼ確実と報じた。
このオフ、ドジャースはFA市場でブレーク・スネル投手、テオスカー・ヘルナンデス外野手らと大型契約を結び、トミー・エドマン内野手と契約延長で合意。さらに、1月9日には年俸調停資格を持つ5選手のうち4人と合意に達した。在籍年数が3年未満の選手やケガをしている選手、40人枠に入っているマイナーリーガーなども考慮すると、ドジャースの2025年のぜいたく税対象の推定年俸総額は既に3億5060万ドル(約553億8848万円)に達している。これは、球団記録でメジャーリーグ史上2番目に高額だった24年の総額3億5300万ドル(約557億7400万円)に迫っている。ちなみに、メジャー史上1位は23年のメッツで3億7468万ドルだった。
ドジャースは24年、ぜいたく税として1億300万ドル(約162億7400万円)を課され、これはMLBの新記録だった。金額が23年のメッツよりも高かったのは、4年連続でぜいたく税の基準額を超え、ペナルティーがより厳しくなっていたためだ。25年も基準額は2億4100万ドル(約380億7800万円)だが、それを大幅に超える。ステファン記者の計算では、現時点で9600万ドル(約151億6800万円)のぜいたく税を支払う見込み。そして今後、追加の契約を結ぶたびに110%の税率が適用される。
このオフシーズン中、ドジャースがリリーフ投手などさらに選手を補強する可能性や、クレイトン・カーショー投手が18シーズン目に復帰することを考慮すると、チーム史上最高の年俸総額とぜいたく税を払うのはほぼ確実になっている。