ヤクルトにFA加入した茂木の人的補償として楽天への移籍が決まった小森航大郎内野手(21)が15日、あいさつのために埼玉・戸田グラウンドを訪問した。
スーツ姿で訪れた小森は、新天地でのプレーに向けて「チャンスではあると思う。今年、ヤクルトにいても勝負の年になっていたのは変わりがないので。それがちょっと形が変わっただけ」と話した。
高卒4年目のシーズン。人的補償の移籍は「初めはビックリしたけど、でも覚悟はしていたんで。あるかなあ、とは思っていた」と振り返る。
最大の武器は50メートル5秒9の俊足。昨季はイースタン・リーグで24盗塁をマークしてタイトルに輝いた。
「(アピールは)まずは足からだと思うけど、野球をやっている以上はレギュラーを目指してやりたい」
ヤクルトナインには1、2軍全員にあいさつ。全員から返事が返ってきたといい「“能力はあるんだから。レギュラー目指してしっかり自分で頭を使って頑張ってこい!”」などと激励された。
「本当にいいチームにいたんだなというのを改めて感じた」と仲間の温かさに感謝していた。