俳優の上川隆也(59)が15日、フジテレビ「ぽかぽか」(月~金曜前11・50)にゲストとして生出演。芸能界の恩人を明かした。
芸能界の恩人を問われた上川は「NHKさんの『大地の子』でご一緒させていただいた仲代達矢さん」と打ち明けた。
「最初はお芝居がやりたくて、役者としての展望がなかった僕が、仲代さんとご一緒させていただいた時間で、あっ僕役者になりたいって初めて思ったんですよ」と告白。「こんなに凄いのが役者なんだって見せつけれられてしまいまして」と振り返った。
存在が凄かったのかと聞かれると「もうお芝居も含めてなんですが」と上川。「なので僕にとってはまだ届かぬ背中です」と謙虚に語った。
仲代から教わったこととしては「体を大事にしなさい。役者はどんな環境に置かれても、例えば連ドラもそうですけど、最後まで走り切れない体力ではダメですというような。だから体をいといなさいっていう話をしていただきましたが」。さらに「一番大事に僕がしてるのは直前にやった役柄と、なるべく距離のある役柄を次は選びなさいっていうアドバイスでした」と明かした。
「そうすると、きっと幅を作っていけるということもあるでしょうし、観点をどんどん変えてお芝居に向き合っていけるということもできるんではないかというようなことを、多分遠回しに教えてくださったんだろうと思っています」と説明した。
MCの「ハライチ」澤部佑が「それを今後輩たちに教えたりもしてるんですか」と問われると、上川は「そんな立場じゃないです。無理ですそんな」と即答。この日共演した俳優の船越英一郎は「若い俳優さんたちは上川くんのたたずまいや背中を見て、学んでいくんですよ」とまとめていた。