日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は15日、昨季年間ランキング24位に入った原英莉花(25=NIPPON EXPRESSホールディングス)が2025年シーズンの単年シード権を放棄したと発表した。
本人からの申し出をJLPGAが受理した。原は米ツアー挑戦を目指し、昨年12月に最終予選会に出場。1打及ばす最終ラウンドに進めなかったものの、「気持ちは動かないって感じかな。アメリカツアーに向いている。エプソン(下部ツアー)に行くと思う」と、来季は米下部ツアーに参戦する意向を示していた。
JLPGAツアー規定によると、単年シード選手は各年度の開催試合数の60%以上の試合に出場しなければならない。国際ツアー登録をした選手は出場試合数の義務などが免除されるが、米下部ツアーが主戦場となる場合は国際ツアー登録の対象外のため免除されない。
原は日本女子オープン優勝による複数年シードを有しており、行使すれば期間内であれば日本ツアーへの復帰が可能だ。
以下、JLPGAツアー規定
第14条(シード選手)5.本条第1項の表の各号のシード条件に該当する者のうち、シード権の放棄を望む者は、トーナメント事業部に対し、その旨を記載した書面を提出することにより、シード権を放棄することができる。ただし、同表の各号のシード条件の複数に該当する者がシード権の放棄を希望する場合には、当該者は、行使を開始していない複数年シード権を除き、その全てのシード権を放棄しなければならないものとする。