女子ゴルフの岩井明愛(22)、岩井千怜(22=いずれもHonda)が15日、都内でヨネックスとの契約更新を発表した。契約期間、契約金の金額などは非公表。昨年の最終予選会を勝ち抜き今季から米ツアーに本格参戦する岩井ツインズは21年から契約を結ぶ同社のギアを携えて新たな戦いに挑む。
姉・明愛「ドライバーは飛ぶのが良い。自分は球がヘッドに食いつくような感触が好きなのでアイアンもドライバーもその感覚が魅力」と同社のクラブを絶賛。要望を聞かれると「できれば300ヤード飛ばせるクラブを作ってほしいかな」と笑いを誘った。
年明けにはタイ合宿を行った。ラウンドも行ったが、体作りに主眼を置き、スクワット、懸垂、腹筋、背筋、ジャンプなどのメニューを連日こなした。妹・千怜は「8日連続でトレーニングは初めての経験だった。鏡を見たらムキムキになっていたし、飛距離も伸びていると実感できたので良かった」と達成感を漂わせた。
海外挑戦を前に米ツアーで実績のあるレジェンドから金言も授かった。米男子ツアー3勝の丸山茂樹からは海外のトッププレーヤーのギアや技術を見て“盗む”ようにアドバイスされた。
明愛は「練習中に、海外の強い選手のクラブを見せてもらって、うまい選手がどんなクラブを使っているのかとか、打ち方とか、自分にとってプラスになることを探したい」と神妙に話した。
米国生活の長い丸山からは滞在中のリフレッシュ法も教わった。千怜は「丸山さんが言っていたハンバーガー店巡りをやってみたい」と目を輝かせた。
また米女子ツアー9勝で元世界ランク1位の宮里藍さんからは「自分を見失わないように、自分の軸を持つことが大事」という言葉をもらった。
今月下旬に渡米し、2月6日開幕の今季第2戦ファウンダーズカップ(フロリダ州)から参戦予定。2人は「どの試合でもいいから勝ちたい」と異口同音に宣言した。