◇大相撲初場所4日目(2025年1月15日 両国国技館)
西前頭4枚目の宇良(32=木瀬部屋)が大関経験者の東前頭6枚目・高安(34=田子ノ浦部屋)に伝え反りを決め、館内を大いに沸かせた。
立ち合いすぐに左を深く差し、右前みつをつかむ絶好の体勢。ここから上手を放し、相手の左脇に頭をねじ込み、右手で相手の左肘付近をつかんだ。左差し手を抜くと同時に後方へ反り、相手に体を預けるようにして勝負を決めた。
「居反り」ではなかったものの、豪快な反り手に館内から拍手喝采を浴びた。宇良は昨年初場所千秋楽に竜電に対し、伝え反りを決めている。幕内でこの決まり手が記録されたのは、この時以来だ。