がんで闘病中の経済アナリストの森永卓郎氏(67)が15日、ニッポン放送「垣花正 あなたとハッピー!」に出演し、「この1年で一番状態が悪い」と体調悪化を報告した。
前日にYouTube番組に出演した際も具合が良くなかったという森永氏だが「リスナーの皆さんに直接説明しないと」とリモートではなくスタジオに登場。「先週の金曜日に血液検査を受けたらCA19-9という腫瘍マーカーが、正常値の上限は36くらいなんですけど、それが4100もあって、100倍以上」と腫瘍マーカーの数値がかなり高かったことを明かした。
医師からは「転移が始まってる可能性がかなり高い」と見立てを示されたという。「転移が実際始まるまでは大丈夫と思ってたんですが、月曜日から体調が急変して。(番組に出演していたが)終盤はきつかった。おなかや背中の中心部の周りに激痛が走るようになって。痛くて痛くて」と振り返った。
加えて筋力も落ちてきたと感じるそうで「スイスイ歩けない」「寝返りも打てない」。13日に東京メトロの淡路町駅で入口を間違えて無理して「とてつもない段数」の階段を上った結果、「それがきっかけでガタッときた。それ以降ずっと寝てる状態」になったという。医師の診断を受けないと分からないとしながらも「この1年で一番状態が悪い」と吐露。前日よりは体調は良いものの「痛くないかっていうと痛いまんま」と明かした。
「本(の執筆)にメドがついたのと、今週で授業が終わる、1年間授業を何とか終えられたので緊張の糸が切れたのもあるかもしれない」と森永氏。番組出演後に訪問医の診察を受けるそうで「鎮痛剤出してくれれば痛みは収まると思う」と話した。
この日は代役として経済ジャーナリスト・須田慎一郎氏がスタジオに来たこともあり、番組開始から40分ほどで出演は終了に。番組パーソナリティーの垣花正アナウンサーから「リスナーから応援メッセージいただいてるんで、しっかりと休むこと!」と気遣われると「明日リモートで出られるように頑張ります」と話していた。